墓石について
墓石の素材について
墓地を決めたら、いよいよ墓石の形やデザイン、構成を決めていきます。ご家族とご相談の上、長く供養できるお墓を立てましょう。
墓石として使われている石は、輸入石材も含めると、約300種類もあります。 その中でも最も多く使われているのが、御影石と呼ばれる花崗岩です。その他、安山岩、閃緑岩、斑レイ岩などがあります。多くの種類の中から、実際に石を選ぶとなると、なかなか素人に判断できません。 一度、石材店の説明やアドバイスを聞いてみましょう。
墓石の構成について
お墓の構成は一般的に、墓石の他、外柵、カロート、花立などの付属品で構成されます。予算や全体のバランスを考えて、必要なものを設置しましょう。
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石塔
石塔の形には原則的に決まりはありませんが、一般的な和型の石塔は、棹石、上台、中台、芝台の4つで構成される場合と、芝台を省いた3つで構成される場合があります。
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カロート
カロートとは遺骨を収納する納骨室のことです。内部に棚を設けると、6~7つの骨壷を安置することが出来ます。底はコンクリートを打たずに土のままになっています。
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外柵
隣地との境界をはっきりさせるための、墓地の周りを囲む柵のことです。
墓石の種類
墓石のスタイルは、「和型」「洋型」「デザイン墓石」に分けられます。墓石をどんな形にするかは自由です。最近では加工技術も進み、いろいろなデザインを施したお墓も増えています。付属品などもデザイン要素になるので、バランスよく計画するようにしましょう。今後、末永くお参りすることになるので、全体を考えて決めることが重要です。
お墓の付属品と装飾品
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つくばい
お墓参りする際に手を清めるための水を入れておく鉢のことです。
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墓誌
故人の戒名や俗名、享年などを刻んだ石碑のことを言います。
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灯籠(灯篭)
燈籠は邪気を払うと言われています。左右一対、もしくは一基のみでもできます。
Q & A
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墓石に適している材質の条件は
何でしょうか?やはり風雨や日差しに長い年月耐えることのできる耐久性の高い石材。現在の日本で使用されている石材は300種類以上にもなります。中でも最も使用されているのは「御影石(みかげいし)」と呼ばれる花崗岩というものになりますが、選ぶ時にはカタログやサンプルだけでは判断が難しいので、実際に石を見て材質を選ぶことをおすすめします。 -
墓石の色や大きさに
決まりはありますか?特に決まってはいません。ただ、関東より北は黒、関西より西は白系統の石が多いとは言われています。宗派による決まりなどはないので、基本的には自由に決めて問題はありません。大きさには、和型のお墓なら八寸角・九寸角というように一寸(約3.03cm)刻みで大きさは変わりますが、これも自由に決める事が出来ます。ただし、霊園・墓地ごとに大きさが決められている場合もあります。必ず確認してバランスのよい大きさに設計することをおすすめします。