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霊園・墓地の掲載数:4857件/更新日:2024年05月06日

やさとみかげ石


*やさとみかげ石って?


茨城県の銘石のうちのひとつに「やさとみかげ石」という石材があります。
これは業界では「茨城中目石」と呼ばれることもあり、最近ではこの「やさとみかげ石」が使われることが多いです。

このやさとみかげ石が採掘されるのは、茨城県石岡市の加波山。
加波山には花崗岩が豊富に採掘できる茨城屈指の丁場が多数あり、山自体がちょうど桜川市と石岡市の市境にあります。
そのため、同じ加波山から採掘される墓石材でも、桜川市側の墓石を「真壁石」と呼び、石岡市側の墓石を「やさとみかげ石」と分けています。


 

*やさとみかげ石の特長


石も酸化鉄による錆(さび)が出ることは知られていますが、この「やさとみかげ石」は錆が出にくく、上品な色合いや光沢が長く保てる点が魅力的です。そのため墓石だけでなく、モニュメントや記念碑など、様々な用途で使われています。
 

*やさとみかげ石の使用例


①安倍晋三現内閣総理大臣の祖父にあたる岸信介第56・57代首相の静岡にあるお墓は、この「やさとみかげ石」が使われたといわれています。

②宮城県山元町にある東日本大震災の慰霊碑『千年塔』には「やさとみかげ石」が使われました。施工は同じく茨城県を代表する石職人である坂口石材工芸様によるもので、震災の記憶を"千年先にも伝えるため"この「やさとみかげ石」を選ばれたそうです。

*やさとみかげ石をつくっている人


このやさとみかげ石を採掘し、市場に流していらっしゃる唯一の石屋さんが、
これからご紹介する株式会社石原石材様です。



◆株式会社石原石材様の詳細情報はこちら→日本墓石店100選</a>

上でご説明した千年塔に用いられた石材も、石原石材様が卸されたものなんです!
また、銘石であるやさとみかげ石を、採掘場から自然のままの向き・形で採掘した、
『天地石』という石材としても卸されています。
 

中村 裕貴

「建てて良かった」と思える、感謝の気持ちで先祖供養ができる、そんなお墓づくりのお手伝いしたいと思います。