お墓の工事にはどのくらいの期間がかかるの?
お墓の工事にかかる期間は?
お墓を建てる場所を決めてデザイン等も決めて無事に契約!となればあとは「建てるだけ」というところまで差し掛かってきました。
(もちろん、供養をしていくのは建ててからがスタートではあるのですが・・・)
では工事に着工してから実際に建立されて納骨法要をするようになるまで、
一体どのくらいの工期が必要なのでしょうか?
一般的に、
「着工~納骨法要まで = 1~2か月ほど」
と考えて良いと思います。
工事の流れは大きく分けて、
①基礎工事
②取り付け工事
の大きく2つに分けることができます。
通常は基礎工事を行ったあとは1か月ほど時間を空けることが多いので、
このくらいの工期が必要となるのですね。
なお、今回は基礎工事を必要とする墓地(こちらの方が一般的です)を元にしているので、
基礎工事が必要のない墓地は対象とはなりません。
基礎工事がすでに済んでいて取り付けだけすれば良い墓地であれば、ほんの数日で終わってしまうこともありますので注意です。
基礎工事
最近の耐震墓石への需要の高まりも受けて、基礎工事に力を入れる墓石店は増えてきました。「所詮見えない部分だし」と言ってこの基礎工事の手を抜いてしまっている墓石店は、まず選ばない方が良いと言えます。
コンクリートで固める基礎工事が一般的ですね。
加えて鉄筋を差し込んでおくことで強度を増すことができます。
このコンクリートがしっかりと固まるまで、およそ1か月待つことがあります。
なので実際に工事はしなくても、基礎ができがるのを待つ時間が必要となるのですね。
取り付け
次に墓石を組み立てていきます。墓石の構造は大きく分けて
①外柵(お石塔のまわりの石)
②芝台(一番下の台座ですね)
③中台(芝台のひとつ上です)
④竿石(文字が彫られている石です)
と分けることができます。
※五輪塔や宝篋印塔、また墓石のデザイン等によっては当然変わります。
基本的にこれらは石材のパーツパーツを接着剤で組み合わせることになります。
この組み合わせていく作業自体は早くで数時間、墓石の構造によっては1日~2日をかけて行っています。
完成
さて、組み立てが終われば完成です!
お墓が完成しましたら、次は納骨法要などを済ませて、晴れて仏様の供養をすることができるのです。
中村 裕貴
「建てて良かった」と思える、感謝の気持ちで先祖供養ができる、そんなお墓づくりのお手伝いしたいと思います。