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霊園・墓地の掲載数:4857件/更新日:2024年04月20日

宇宙葬って?


皆さまは「宇宙葬」という新しい供養の形態をご存じでしょうか?
例えば「海洋散骨」や「樹木葬」などは既に耳にした方は多いとは思いますが、「宇宙葬」というものに聞き慣れない方は多いかもしれません。
宇宙葬の概要

*新しい供養のかたちはなぜやってきた…?


我が国日本では、これまで宗教宗派の大半は仏教により、お墓をはじめとした葬祭には独自の伝統が守られてきました。
「墓石」を使ったお墓が今までも主流だったことは、周知のことかと思います。

しかし近年では、
①核家族化の進行によって、子供のいない(=継承者のいない)家庭が増えたこと
②経済状況も相まって、葬祭においても低価格のニーズが高まったこと
③一般消費者の価値観の多様化により、単にお墓だけに気持ちが囚われなくなってきたこと
などを背景に、供養の形態も近年急速に変化を見せてきました。

*宇宙葬が日本でも誕生した背景とは…?


そのような中、元々はアメリカにてビジネスとして行われていた宇宙葬が、近年のニーズの高まりにも後押しされた恰好で上陸(参入)しました。
同時並行で日本国内においてもベンチャー的にいくつかの宇宙葬専門の業者も現れ、今ではメディアにも取り上げられるほどになっています。

*宇宙葬の実態


宇宙葬においては、故人のご遺骨を、主に2つの方法で宇宙へと旅立ちます。

①人工衛星に遺骨を載せて飛ばす


アメリカから参入した宇宙葬の会社などがこの方法をとっていると思います。
一度宇宙まで飛ばしたのちに、最後は大気圏にて燃え尽き「流れ星になる」というもの。
中にはiPhoneなどの携帯端末で、衛星がいまどこにいるのかを確認することもできるそうです。

②風船に遺骨を詰めて飛ばす


反面日本発の業者に見られるのが、風船を使ったバルーン宇宙葬。
地上から11~50kmにある成層圏において偏西風に乗りながら風船から散骨されるとのこと。
その名のとおり風船を使用するのが特徴的です。

*最後に気になる費用は…


色々な宇宙葬の業者の価格帯をチェックしてみましたが、平均的には20万円前後となるそうです。
地上での永代供養墓や樹木葬などと比べると、一回の打ち上げによるコストのみに抑えることができる点が、安さの秘密でしょうか。

残念ながら、現在のお墓探しナビでは宇宙葬のご紹介ができないので、
お墓をお探しの方は引き続きサイト内を検索していただければと思います…。

中村 裕貴

「建てて良かった」と思える、感謝の気持ちで先祖供養ができる、そんなお墓づくりのお手伝いしたいと思います。