卒塔婆って?
卒塔婆って?
日本では「卒塔婆」というと
一般的に板塔婆のことを指します。
名前を聞いてもピンとこない方は、
お墓の後ろに建っている細い板を思い出してみてください(^_^)
五輪塔と塔婆
本来、卒塔婆は供養のために建てる塔のことで、
古代インドで塔を意味する「ストゥーバ」を感じにあてた言葉です。
この塔が発展に伴い大型の五重の塔になり、それが石の五輪塔となったそうです。
もともとは仏教信仰の象徴だったそうですが、いつしか一般のお墓でも見られるようになったようです。
卒塔婆の形は、この石の五輪塔の形を簡略したものになっています。
卒塔婆を建てるとき
卒塔婆は、遺骨を埋葬する時や法要や法事のときなど、供養をするときに建てます。
お寺にお願いするので、このときかかるのが
塔婆料です(塔婆お布施とも言うようです)
卒塔婆の相場は2千円~1万円程度で、お寺によって決まりがあるようです。
こちらの金額はしっかり事前に確認が必要ですね。
宗教によっては塔婆を立てない場合もあり、
地域や宗教によってかなり習慣が違っているようです。
卒塔婆の処分について
法事やお彼岸の度に卒塔婆は増えていきます。
処分する時期などは決まっていないそうなので、
見た感じ(腐食していたり)などでそろそろかな、と思ったときに処分しましょう。
処分の費用はかからないところがほとんどだそうです。
現代の卒塔婆
卒塔婆の文字は基本は手書きですが、
近年では文字を印刷できる卒塔婆プリンターなどが広まりつつあるようです・・!
印刷用のアプリケーションで檀家データの管理も可能だとか。
個人的には供養のための卒塔婆は手書きで・・とは思いますが、
やはり出来上がりはプリンタを使った方が誤字脱字や滲みもなく、綺麗だそうです。
少し複雑ではありますが、便利さには勝てませんね(^_^;)
田中 彩友美
大切なものだからこそ、一緒に考えていきましょう。お客様のご要望に合ったお墓づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。[2015年お墓ディレクター2級取得]