臨済宗の仏壇
臨済宗の仏壇の特徴・まつり方
まず臨済宗にて使う仏壇ですが、一般的には漆が塗られていない唐木仏壇と呼ばれるものが使われます。次に臨済宗の仏壇の飾り付けですが、臨済宗は各分派によってお祀りするものや配置が異なってきますので、
ここではどの分派でも殆ど変わらずお祀りするご本尊についてご紹介します。
各分派を通して、一般的には釈迦牟尼仏、お釈迦様をご本尊としてお祀りする事が多いので、
ご本尊に特にこだわりがない方は、お釈迦様をお祀りするのが無難ですね。
本尊の両脇にかける脇掛けは達磨大師や花園法皇、文殊菩薩や無相大師など様々ですので、
自分の分派が何を祀らなければならないのかは、菩提寺に連絡して確認をとるのが一番です。
臨済宗のおつとめ
臨済宗のおつとめですが、まずお供えする線香は一本。これを香炉の真ん中に立ててお供えします。その後仏壇に合掌をしながら一回礼拝をし、経本を開いてリンを三回打ち鳴らしてから読経を行います。
読経としてよく読まれるのは「白隠禅師坐禅和讃(はくいんぜんし ざぜんわせん)」と呼ばれるもので、
座禅をわかりやすく解説したものとなっています。座禅をする禅宗である臨済宗の特色と言えますね。
読経後は読経前と同じくリンを3回打ち鳴らし、合掌・礼拝をして完了です。
荒木 太輔
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