進化していくお墓・新しい試み
雑誌などでよく見かける、四角いバーコードのようなものです。
最近の携帯電話であれば、大抵どの機種にもこのQRコードを読み取る機能が付いています。
これを利用すれば、アドレスなどを入力する必要なくwebサイトまで飛ぶことが出来るため、大変便利です。
実はこのQRコード、お墓にも利用され始めています。
先日、台湾の牧師さんがお亡くなりになられたのですが、
この方のお墓にはQRコード付きの骨壺や墓石が使われていたそうです。
このQRコードにアクセスすると、故人に関する情報を閲覧することができ、
お墓にどんな人が眠っているのかが分かるとのこと。
そもそも日本のお墓に設置されている墓誌は、故人に関する情報などが書かれている物です。
このQRコードつき墓石は、いわばデジタル墓誌とも言うべき存在ではないでしょうか?
一見すると、このQRコード付き墓石はお墓の持つイメージから逸脱している感があるものの、
その本質をたどって行けば、やろうとしていることは同じなんですね。
実際日本の墓石業界でも、お墓にQRコードをつける取り組みを行っている石材店があります。
QRコードはバーコードの類ですので、墓石の外観を極端に損なうこともありませんし、
骨壺にQRコードを付けて管理できれば、改葬の際などにも便利でしょう。
変わらないことに対する魅力というものがありますが、
時代の移り変わりとともに形を変えていくお墓があっても良いのではないでしょうか?
今の若い世代がお墓に入る頃。
一体どんなお墓になっているのか楽しみになってきますね。
菊池 康之
お墓業界は不明な点が多々あります。お客様のご不安を払拭し、本当に建ててよかったと思えるお墓づくりが出来るようお手伝いさせていただきます。