仏壇って?
仏像ってそもそもどんなもの?
仏壇といえば、亡くなった方の位牌を安置し、線香に火を灯してお祈りするものとして、
一般家庭の方には広く知られているものだと思います。
元々の起源を辿ると、仏教のご本尊を祀る須弥壇というもので、
それを一般家屋用に小型化した物が仏壇と呼ばれるようです。
種類としては金仏壇と唐木仏壇、
それに加えて最近では現代の住宅事情に合わせた家具調仏壇という物も存在します。
色々な仏壇があるので、皆さんもどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね?
そこで、このページでは皆さんに合った仏壇を探すための2つのチェックポイントをお教えします!
チェックポイント①ご本尊
仏壇の最上段にはご本尊をお祀りします。
このご本尊ですが菩提寺ごとにどんな物をお祀りするのかが決まっています。
臨済宗:釈迦如来像
曹洞宗:釈迦如来像
真言宗:大日如来像
日蓮宗:十界曼荼羅
浄土宗:阿弥陀如来像(舟形光背)
以上の宗派はお祭りするご本尊が決まっています。
この5つ以外に浄土真宗と天台宗という宗派がありますが、
天台宗はご本尊の指定がなく、
浄土真宗では阿弥陀如来像ではありますが、本願寺派などの各派によって細かく区分けされています。
浄土真宗や浄土宗は阿弥陀如来像ならばなんでもいいという訳でなく、
細かな指定がありますので、仏具店などで、自分の宗派で指定されている物を確認しなければなりませんね。
チェックポイント②唐木仏壇と金仏壇、家具調仏壇
上でも説明していますが、仏壇には3つの種類があります。
材質や作り方で違いがあり、それぞれで、どんな違いがあるかといいますと……、
唐木仏壇
唐木と呼ばれる木材類を使って作られた仏壇です。
塗装は行わないのでシンプルで落ち着いたデザインが特徴の仏壇ですね。
宗派ごとに内装に違いはないので、気に入った色合いや材質の物から選べる点もポイントです。
唐木は東南アジア原産の木材を指しますが、他にも国産の銘木や北欧の輸入材木を元に作られた仏壇もあります。
金仏壇
黒い漆と金箔や金粉で彩られた高級感溢れる仏壇です。
金色に輝く仏壇内部は、宗派によって造形が異なっていますので、
購入する方の宗派と間違っていないか確認する必要がありますね。
また、浄土真宗では金仏壇が推奨されますので、
浄土真宗の方の場合は仏壇を買う際は金仏壇を買うことになります。
家具調仏壇
マンションなどの都市型住居にも似合う様に作られた比較的新しいタイプの仏壇です。
クローゼットの様な形状をした物やガラス張りの物などバラエティに富んだお洒落なデザインが多く、
内装もLED電球を内蔵したものなどがあります。
宗教色が殆ど無いので唐木仏壇同様好きなデザインで選べる点や、
設置スペースに困らない点などが人気の秘訣ですね。
忘れちゃいけいない3つの仏具
仏壇について、ご自身に合った仏壇がどういう物か、
少しは参考になりましたでしょうか?
では最後に仏壇と一緒に必要になる、3つの仏具「三具足」についての説明させていただきます!
仏壇に設置する仏具も宗派ごとに変わりはありますが、
この三具足に関しては、宗派に関係なく仏壇に必要な仏具になります。
「花立」
「香炉」
「火立」
この3点セットが仏壇を使う際に最低限必要になる仏具ですので、
仏壇を購入する際には忘れないようにしましょう!
荒木 太輔
私たちは、「本当に建てて良かったな」と思っていただけるお墓づくりをお手伝いするため、お墓の情報を提供してまいります。