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霊園・墓地の掲載数:4857件/更新日:2024年04月25日

お墓参りはなぜするの?


*お墓参りしていますか?

お墓を考えていてこのサイトをご覧の方は、その名前は当然のように知っていると思います。
小さい子供のころに親に付き添われてご実家のお墓参りに行き、祖父母と久しぶりの再会をして食事を一緒にする…
なんていう思い出がある方も多いのではないでしょうか…?

では、なぜお墓参りをするのでしょうか?特に小さい頃からお墓参りに行っている人にとっては、
生活の一部となり、あまり考えたこともないかもしれません。
 

*お墓参りをする理由って…?

お墓参りをする理由…。それは一言でいうならば、ご先祖様に感謝の想いを伝えることだと言うことができます。

当たり前の話ですが、私たちは両親がいてこそこの世に生を受け、今日まで育てていただくことができました。
そして両親もまた、更にその両親がいなければ(出逢っていなければ…)こうして代々一家が続くことはありません。
「自分の親やそのまた更に親がいて、初めて自分がいる…」
そんなことは当たり前すぎてなかなか日常で感じることは少ないかもしれませんね。
でもだからこそ"お墓参り"という特別なひと時は、今までのご先祖様のことを大切に想い、自分の今のことを報告し、感謝の気持ちで手を合わせることができる大切な場所なのです(^人^)
 

*お墓参りのないお墓

…少し、視点をずらしてみましょう。
皆さま、近年では「海洋散骨」や「宇宙葬」とった"散骨"がブームになっていることはご存じかと思います。

"散骨"とは読んで字の如く、ご遺骨を空気中へ撒いてあげることを言います。大半は故人の意志によってご遺族が行う場合が多いですね。
"海洋散骨"の場合、船で沖合に乗り出し、海上で空気中にご遺骨を撒いてあげるのです。

散骨の場合、ご遺骨(=故人)を大気に散らせてあげることなので、一度やってしまうともう帰ってくることはありません。
(※分骨して半分を散骨に使うという方も多いそうです。)

この場合、遺されたご遺族は、どこで(=where)故人に感謝の気持ちを伝えましょうか?
もちろん"感謝の気持ちは持つもの"でよいと思うのですが、生前でいうところの「お家」と一緒で、
やはりお互いに帰ることのできる「場所」は必要だと思う方もいらっしゃるかもしれません。

「ここに行けば会えるんだ…」と思えることのリアリティは、「場所」がある方が感じやすいかもしれませんね。

こうして考えたときに、自分はやっぱりご先祖様(故人)に会いにいける場所があったほうがよいと思う方は、散骨をせずにお墓を立てたほうが良いですよね。(※もちろん、分骨をするなど工夫をして遺骨を手元に残すことも可能です。)
 

*まとめ。

いかがでしょうか?
お墓はご先祖様や故人のために「建てたからこれでいーや」で終わらせることは、決してできないのです…
建てた後のお墓参りがあるお墓に皆さまがすることで、日常から感謝の気持ちを持ち、また伝えることができると、我々お墓業界の者は日々感じています…

中村 裕貴

「建てて良かった」と思える、感謝の気持ちで先祖供養ができる、そんなお墓づくりのお手伝いしたいと思います。