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霊園・墓地の掲載数:4857件/更新日:2024年03月29日

海洋散骨って?


海洋散骨をご存知ですか?



散骨は古代からされている埋葬法でしたが、
日本では昭和23年に「墓地、埋葬等に関する法律」が制定されて以降、
火葬してお墓にご遺骨を納めるのが一般的というようになっていました。

しかし、1991年に「葬送の自由をすすめる会」が発足し、
"「墓地、埋葬等に関する法律」は自然葬に関しては対象外であり、
自然葬を禁止しているわけではない。"
という主張がされました。

それ以降、お墓に納めるのでははなく、海や山へ遺骨を返す『自然葬』が、
新しい供養の仕方が近年広まってきています。


散骨のルール



散骨に関する法的な決まりなどは現在特に決められていないようです。
山に散骨する樹木葬が指定された場所に対して、海洋散骨は厳密な指定はありません。

法務省は散骨に対して「節度をもって葬送の一つとして行われる限り違法ではない」
という見解で認められているので、法的に問題はありません!

ですが、何事もしっかりとマナーやルールを守らないと、
後でトラブルや事故が起こる可能性が出てきてしまいますよね(^_^;)

そこで、協会が独自でルールやマナーを広めようという動きもあるようです。


海洋散骨を選ばれる方

どのような方が海洋散骨を選択するのでしょうか。

自然が好き、海が好き。
自分らしい最期を迎えたい。

といったロマンな理由や、

遺族に迷惑をかけないため
墓石を買いたくない

といった、お墓を敬遠する理由から

などなど様々です。


散骨料金・プランについて



一般的なプランとしては、

チャーター貸切(10~25万)・・・家族や親戚内でチャーターを貸切します。
定員は5人からや10人、20人など、使用する船の大きさによって変わってきます!

他家族との合同(10~15万)・・・別のご家族と合同で散骨します。個人で行くよりも費用が抑えられるようですね。


波が激しい日などは船酔いが心配されます・・。
私も一度経験したことがありますが、かなり辛いですよね。

船がどうしても苦手で、自分の手で散骨するのが厳しい。という方は、
散骨を代行してもらえるプランもあるようです。

業者の代行散骨(3~5万)・・・遺骨を業者に預けて、代わりに散骨してもらいます。
同行することはできず、後日散骨したことと証明するものを受取ます。



海外では



日本では新しい供養の仕方として広まっていますが、海外では一般的となりつつあるようです。

また、古くから火葬ではなく散骨が習慣となっている地域もあるようですね


日本人が海外での散骨を希望するケースも増えてきているそうです。
ちなみに、ハワイでの散骨が人気だそうです!

ハワイでは散骨に関する法律が規定されているので、
勝手に散骨すると罰金が発生したり、国際問題になってしまう可能性もあるので注意が必要です。



最後に



社会的に認められてはいますが、まだまだ一般的ではありません。
周囲の方々の理解を得られない場合もありますし、意見や価値観の食い違いを生んでしまうかもしれません。

しっかりと話あって、自分自身が望む最期、又は故人が望む最期を全員で迎えてあげることがなによりの供養になると思います(^_^)

田中 彩友美

大切なものだからこそ、一緒に考えていきましょう。お客様のご要望に合ったお墓づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。[2015年お墓ディレクター2級取得]